[2019秋M3 え-31bにて若干数頒布します]
2017-2018にかけてコンピレーションに参加した楽曲を集めました。
壮大なコンピおんぬえほに参加した曲が2曲ほどあるのも手伝って、オケ成分が多めになっています。
コンピに収録された後で気になったところに手を入れています。曲の構成が大きく変わったりはしていませんが、ここで足りなかった音を足し、そこでは局所的にミックスバランスを変え、あちらでは多すぎた音を整理したり、そんな微妙といえば微妙な、多分作者以外には分からないんじゃないか?という感じの(笑)。それでも厳密には各コンピに収録されている曲とはちょっとだけ違うので、別テイクという感じで捉えています
トラックリスト
- 虹の末裔
「厳しい世代を重ねて静寂に至る」
虹の一族という架空の一族の物語を想像してこの曲を書きました。
無垢の時代〜世俗との交流〜嵐の前の静けさ〜争い・狂気〜激突・消滅〜静寂〜
を表現してみました。
Symphonic City様主催 「ONNUEHO Vol.4」参加曲 - 湖畔の追憶
夏の湖っていいですよね。 とある国立公園の中にLake Crescentという深く静かな湖があるんですが、夏の暑い時期をやり過ごす素敵な場所で、近年のお気に入りでした。残念ながらもうそこにはたやすく行けなくなってしましたが、記憶に残る湖を思い起こしながらこの曲を書きました。 曲は雰囲気を大事にしながらシンプルなパートをひたすら積み重ねてみました。
しっぽ様主催 ピアノコンピ「Breathe」参加曲 - 深宇宙 – 望郷
華々しく誇らしい出発、訪れた深宇宙の深遠の孤独さ。 そんな中で故郷を思う、そんなイメージです。
人類の生存圏から遠く離れた深宇宙にあるとき、想うのはやはり故郷の地球のことではないでしょうか。
(この曲の一部抜粋版が、MixClipコンテストで採用になりました。15/2000)
hi-sence様主催「from the Space Station 2217」参加曲 - 木漏れ日
「木漏れ日」とは日差しが木々の間から零れ落ちる様を表す言葉ですが、これは日本語に特有の美しい表現だそうで、該当する英語が見当たりません。
ピアノでその表情を表したいと思い曲にしました。
斬龍様主催ピアノコンピ「黒白遊戯」参加曲 - Unsaturated Gravity
Unsaturated Gravity、日本語に訳すと不飽和重力。宇宙の果てでバトルをするとしたらきっと大重力をたくみに利用した激しいものになるかな、と想像しながら、宇宙のどこかにある複雑な重力場の星域で織り成すバトルをイメージしながら作りました。
Sayaqu様主催「Battle Collection 3」参加曲 - 夏寂 – SummerMute
SF者ならピンと来るかも…な小説の、浜辺の場面を意識しながらこの曲を書きました。物語の転換点となる、美しくも寂しい場面でした。 アンビエント成分いり、ピアノとか弦とかハープとか隠し味にアイヌ民族の伝統楽器トンコリとか、あと笛とか笛とか
夏なのに寂しい、という背反する思いが伝わると嬉しく思います。
EBI ZANMAI様主催「Summer+」参加曲 - Word of Honour
この曲は、オーケストラによるいわゆるEpicな映画音楽を意識して書きました。(普通のオケ構成に忠実というわけでもないのですが) 老騎士の戦い、やっと訪れた平和な日々と外乱、再びいやおうなしに巻き込まれていく戦いの嵐。
現役を退いて世間の喧騒から離れた暮らしを送っていた老兵。しかし平和に見えたその裏で火種はくすぶっていた。思いもかけず大きな戦いの渦に巻き込まれてしまうも、自らの信念に従い守るものおのれ一人となっても信義を貫き通そうとする、そんなストーリーを考えながらこの曲を書きました。
Symphonic City様主催「ONNNUEHO 5th Edition」参加曲